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また金曜日が来た

また金曜日が来た。

マルが逝ってから、3週間。もう随分と経過したように思って、まだ3週間しか経っていない。

不思議だね。未来を描くときは、其処にはいつもマルが居る前提だったな。

マルが居ないと未来まで無くなったみたいで。

老後も、傍にはマルがいると思っていた。
マルが去ってから、急に涼しくなった。あの暑さは何だったのかと思わせるくらい。オリンピックが始まる日にマルは死んだ。

マルの居ない悲しさが不意に自分を襲う。

マルは何だったろうかと思う。

マルは子供らの代理をしていたのかもしれない。子供らしさを失って行った彼らの代理で、夫婦の情愛を受け止める役を果たしていたのかも知れない。

福井信用金庫

福井信用金庫から電話が入る。

先日のはな子名義口座閉鎖に関わる書類送付の結果に関するもの。しかし、その内容は通帳が入っていないとの連絡。今まで一度も通帳提示が必要とは言ってくれていないし、先日の送付依頼書にも記載がない。

通帳は、こちらにあるはずとの記載はあって、それは当然でしょうと言う事で、済ませていたが。

会社組織としての明確な基準あるいは要領などを示した文書が無いことも問題だな。田舎の信金に多くは期待できないものの、段取りが悪すぎる。市役所にも何回も足を運ばせるし、書類の送付要求も多い。田舎で顔見知りの良さを都会の管理のよそよそしさでスポイルしている。

ビジネスマンの基本が出来ていないね。送付状、送付依頼状。何を送って寄越したか、何を送って欲しいのか、箇条書きで書けば済むこと。テーブルにしても分かりやすくできる。

川崎さんにはかなりがっかりだね。人柄と仕事ぶりは似て非なる要素だから。

日課:Drive & Walk

マルの散歩とクルマのバッテリー切れたい柵で始めた日課。2008年2月25日から、月・水・金の予定として入れている。マルはドライブ散歩が大好きで結構続けて行く様になった。最初に、実際に出かけたのはデジカメ日記で確認するしかない。

Weekly on Monday, Wednesday, Friday
車のバッテリー対策。クルマでマルを連れて遠くの公園で散歩。相模原パーク他。
13:00-15:00 昼食後にお出かけ。」

この日課が無くなったのも寂しさを実感する1つです。

悲しいほどに今日は涼しい

お盆が過ぎて、今日はとても涼しい。マル君が逝ってから丁度1週間。1週間、耐える手段があれば、今年の夏を越せたかもしれない。暑さだけが理由で無いかもしれないが、恨みが残る涼しさです。

外出予定の記録

カレンダーに外出の予定を記録していた。マル君の面倒が見れないから、日程を組むときに配慮してもらおうとの算段だった。お散歩を一定のインターバルでやらないとマルが困るから。でも、もう、その必要が無くなった。寂しいけど。

秩父まで墓参り

基本的に、母けさをだけが眠っている秩父の墓に参ってきた。盆提灯が出ていたので、蝋燭をつけて灯りを取る。線香をたいて。お菓子を置いた。その前に墓石を洗って。誰かの線香を掃除して。水をたっぷりかけて。

けさをさんに頼んだのは、今年は悲しいことが多い。あの世に呼ぶのは一息付いて暫くそっとしとくれ。あの世に逝ったはな子さんと愛犬マル君を宜しく頼むと。

帰りは急に天気もおかしくなってさっさと引き上げるが、詰まらない渋滞もあって本当に疲れた。お袋さんからまだ帰るなと言ってきたのかな。

池袋は来ていなかったが、メールでは入れ違いだったみたいだ。30分ぐらい後に来たのではないかな。愚かな、泰義は出くわしたら文句でも言ってやろうかと思ったが、姿無し。

けさをさん、親として責任もって泰義に言ってやってくれ。親の仕事を唯一引き継いだのに恩返しも何もしないで、でしゃばり女の尻に引かれて、本当に恥知らずもいいところ。

マルの火葬

翌日の火葬は辛い。もう一日でも家において置きたかった。腐敗が始まってはいけないとの思いで翌日の予約。子供らは連絡をするも、火葬までには現れない。二人でマルを送る。

氷を入れたものをおなかに当てておいた。身体は硬直が始まっていて、寝ている姿のままタオルケットに包み、その上から白いシーツを巻いた。

可愛いマル君の最後のドライブ。


真心ペット動物霊園。普通のお寺、寿量寺の事業の一つとしてやっているみたい。

寿量寺:真心動物霊園
〒194-0203
東京都町田市図師町1016-1
042-792-9683
http://www.magokoro-pet.co.jp/
http://www.magokoro-pet.co.jp/map.htm

午後3時の予約。2時45分頃に着くと、実際の火葬場はまた別との事で、先導者の後を着いていく。20分以上も走ったか。プレハブ作りのような簡単な火葬場がある。一度に2つの遺体を処理できる。

真心動物霊園火葬場
〒194-0202
東京都町田市上小山田町 2083-11
042-797-5341

お包みからマルを出して台に乗せる。最後のお別れ。暫くの間、抱きしめていても尽きず。線香を上げて、お祈りをする。火葬台に載せる。もう人間と同じ手順。

待つこと1時間半。お骨拾いをして、骨壷に納めて持ち帰る。
8月8日。マルが呼吸を止めて家の中の空気はその瞬間に張りついたままだが、世間のときの刻みは止まらない。

マルのうずうずした仕草

散歩となると、なんとか、自分の行きたい方向へ行こうと、いつもチャンスを窺っているようで、リードの緩め方で、ダッシュが始まる。気の向かない方向だと、嫌々をする。

ある程度、行ってしまえば、あまり抵抗しなくなる。

疲れてくると、今度は帰りの方向に向かう。ところが、マルが帰る方向と思っているのが、必ずしも正しい訳で無いので、その時にはまた方向の争いが始まる。

流石に、覚えている道まで戻ってくると、正しく家に向かうので、さっさかさっさかと進む。とは言っても、疲れてしまった時は、それなりのスピードに落ちている。

忘れられないマルの顔

8月7日の夕方。マルは散歩に行きたかったのかもしれない。珍しく、仕事部屋を覗き込んで私を見ていた。苦しかったのかな。酷い我慢をさせてしまったのかな。後悔している。あの時のマルの顔を忘れられない。

翌日の病院での酸素マスクをつけた苦しそうな、なんとなく恨めしそうな、助けてと言っているような顔はもっと忘れられないけど。

結局は、お母さんが帰ってきてから、一緒に散歩に出たのだが。その時、初めて座り込んだままおしっこをしてしまった。ヒーコヒーコで歩けない。どうして、室内だと平気なのに、外に出ると呼吸が苦しくなるのか分からない。

でも、室内でも横になっている時間が多くなっていたのも事実だ。既に苦しかったのだろうか。



一時的に危機を回避しても、天使はやがては帰っていく。そうだとは思う。渡した違いなくなって知らない人の世話になるよりは、ずっと一緒に居られたのだから感謝するしかないのだろう。

いつまでメソメソ

いつまでメソメソしているのか。マルは天から使わされて、天に戻っていった。地上のわが家族との一員として、一緒に家族を支えてくれて、天寿を全うした。息遣いは無いけど、マルは家族の直ぐ傍にいて見守ってくれているに違いない。今までと全く同じように。おねだりをしてくれることは無いけれど、甘えてくれることは無いけれど、どうして欲しいかは心で分かる。

皆揃っている?誰も遅れていない?と止まって後ろを窺うマルの姿はもう見えないけど、マルの心配が無いようにしないといけないね。



家の中は、街の通りは、どこもマルの思い出でいっぱい。忘れるなんてとても出来ない。散歩で撮った写真、傍にはいつもマルが居た。マルは、写真を撮るのをいつも待っていてくれた。時には、嫌、多くの場合、早く行こうとリードを引っ張った。写真が下手なのはマルが引っ張るからと言い訳も出来た。

今日の散歩はどのコースにするか。同じコースが続くと嫌がったから、できるだけ新しいコースを選んでいたから、足を踏み入れていない路地は殆ど残っていない。何処もかしこもマルの思い出を引きずっている。

今、どうしたら、マルは喜んでくれるか。喜ぶマルの姿を確認できないけどイメージは出来るかもしれない。



マルの歴史館~博物館を作るのはどうだろう。目的をすり替える。皆がいつでもマルを思い出せるように。

心の張り

「心の張り」って良く聞くが、マルが亡くなって2日目。どういうものだろう。何もやる気がしない。何かしても気が入らない。マルのケアといっても大層なことをしていた訳でも無いのに。いつも気に掛けていただけなのに。

でも、考えれば、生活の全てにマルがいた。生活のリズムそのものがマルをベースにしていた。食事の時のお味見、お八つの時のお味見、お散歩、デジカメ撮影、ペットフード、塩抜きダシ雑魚、公園ドライブ、「おすわり」、「おて」、「おかわり(=これは出来ず)」、「バックバック」、「ころん」、「おさんぽ」、「まて」、「ふせ」、「じゃんぷ(=今はできない)」、「ポールの同じ抜け(=リードのぶつかり回避)」、「すてい(=なかなか出来ず)」、「ついて(=ぴったり付きは時々だけ)」

お味見のときに、指を少し曲げるだけで、自制する。しかし、舌だけは伸び出てくるのがとても面白い。

マルが生きている間はワゴン車。クルマで旅行なんてことも考えていたのに、それが葬儀の旅行で、面倒も十分見れなかった。グリーンセンターも出かけた。少し苦しそうだったな。2回ほど、ヒーコ、ヒーコになって。

妙高山にも連れて行きたかったな。

「はな子」は我が儘なだけだ。自分のことしか考えていない。誰かのために何かするってことは無いみたい。褒めることも無い。悪いことをした訳ではないが、親として最低限のことをしただけで。

マル君、長い間、家族で居てくれて有り難う

マル君、

今日まで長い間、家族で居てくれて有り難う。子は鎹(かすがい)と言うけど、マル君ほど家族の鎹になってくれたものはいない。疑う心も、隠し事も、濁ったものは何も無い。マル君、君こそが、家族のことを思っていてくれた。

命を引き取ったのはとても辛い。君の声も仕草も佇まいも何もないのは想像するだけでも本当に辛い。

身体に力が全く入らない。全てに関心が持てない。こういうのを放心状態と言うんだろう。

お母さんは、さっきからずっと何か手を動かす仕事をしている。手を止めれば、悲しみが噴出してくるからだろう。

今、何をしていても、マルがお母さんにまとわり付くことは無い。じっと、横になったまま。眠るように、すぐ其処の玄関に居る。

食事を始めてもテーブルに寄ってこない。



4月下旬(見舞い)、5月の連休(脳梗塞)、5月下旬(葬儀)、7月上旬(忌明け)と、福井への長旅4回は、想像以上に負担を強いていたのだろう。特に7月の初夏の日差しの中では、本当はものすごく辛かったのかもしれない。悪いことをしてしまった。



家の中では落ち着いていたのだから、家に帰るべきだったか。病院なんか行かなくても良かったかも。死ぬなら、家で、大好きなお母さんの傍で。夕方までずっと待っていたのに悪いことをしてしまった。そうか、連れて帰れば良かったか。車に乗せなければ良かったか。死ぬって分かっていたら。ずっとマルの傍にいてやりたかった。

お漏らしは、7日と8日の2日だけ。それも、夕方だけ。ずっと我慢してくれていたのね。



マルが居ると海外旅行も出来ないなんて言っていたが、マルの居ない旅行なんか詰まらない。今は、はっきりそのことが分かる。

マルのことを心配しながら、お出かけする。尻尾を振って迎えてくれるマルが居る。帰ってもマルの尻尾が無いなんて、悲しすぎる。寂しすぎる。

忌明けの引出物

ヨックモックの「ドゥーブルジュレ」の詰め合わせ。長野東急から逐語に先に送る。楽天だとこの商品はながの東急のみの扱い。

1箱3150円。

自分用にもと計10箱を手配。

銀行口座解約

銀行口座を解約するが、これが結構面倒。

相続人全ての合意に基づく解約申請でないといけないみたいだ。相続人がこれで全てと証明できることが必要と言うが実際には無理。銀行が方法論を示さないで言うだけ勝手では困る。一応以下の4点を準備するように言われた。

除籍謄本
戸籍謄本
印鑑証明
実印



実際に提出した書類。

  1. 預金払戻請求・計算
  2. 振込依頼書
  3. 印鑑登録証明書
  4. 死亡届
  5. 相続依頼書
  6. 坂井市証明書:除籍(全部証明書)
  7. 坂井市証明書:改製原戸籍
  8. 坂井市証明書:戸籍簿(2枚もの)

これで終わるかどうかは不明。

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