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忘れられないマルの顔

8月7日の夕方。マルは散歩に行きたかったのかもしれない。珍しく、仕事部屋を覗き込んで私を見ていた。苦しかったのかな。酷い我慢をさせてしまったのかな。後悔している。あの時のマルの顔を忘れられない。

翌日の病院での酸素マスクをつけた苦しそうな、なんとなく恨めしそうな、助けてと言っているような顔はもっと忘れられないけど。

結局は、お母さんが帰ってきてから、一緒に散歩に出たのだが。その時、初めて座り込んだままおしっこをしてしまった。ヒーコヒーコで歩けない。どうして、室内だと平気なのに、外に出ると呼吸が苦しくなるのか分からない。

でも、室内でも横になっている時間が多くなっていたのも事実だ。既に苦しかったのだろうか。



一時的に危機を回避しても、天使はやがては帰っていく。そうだとは思う。渡した違いなくなって知らない人の世話になるよりは、ずっと一緒に居られたのだから感謝するしかないのだろう。

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